毎年瑞応寺へ参内し楢崎通元老師の薫陶を受けるのが年の始まりです。
今年は、申年であるため、方丈様の描かれた申に関する色紙をいただき、
申年のお話をお聞きしました。
渓(たに)の響き 嶺(みね)に鳴く猿 たえだえに
ただ此の経をとくと社(こそ)きけ
詠法華経五首の中 道元禅師
(道元禅師とは、曹洞宗の開祖です。)
色紙には、上記の様に書かれています。
意味
釈尊云く「有情非情同時成道」と。渓の響や松林に吹く風は非情、
猿の鳴き声や野鳥の声は有情、非情でも有情でも音声をただ佛
のみ声と聞くのが無情説法。
見ざる聞かざる言わざるの上に思わざるが座禅をした処、これは
非思量の境涯。何事にも虚心坦懐にあたる任運無作の処を目指
すのも一考であります。(平成丙申)
平たく言うと、見ざる聞かざる言わざるよりも思わざることこそがその上にあり
雑念を払拭して無心の心になることが尊いのです。
今年も無事に、方丈様からいただいた干支の色紙でわが家の玄関にかけている色紙での、干支送りをすることができました。
御歳90歳になられる 楢崎通元老師(方丈様)と共に
樹齢1000年以上になる大銀杏樹の前にて
瑞応寺の山門にて
今年も一年 無心に行動あるのみです!!
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